成長ホルモン注射で子供の身長を伸ばせる!?健康への影響を調査

成長ホルモンは睡眠中に脳下垂体から分泌されていると言われていますが、近年では注射で補う治療法も正式に行われています。

成長ホルモン注射で身長は伸びるのか?

身長を伸ばすことを目的としており、病気治療などにも使用されており、成長ホルモン注射は身近なものとして認識され始めています。

成長ホルモン注射の詳細情報と、子どもの成長への影響について見ていきましょう!

成長ホルモン注射と子どもの身長の関係

成長ホルモンはもともと、体内で分泌されるホルモンで、それを注射で補うことにより、身長が伸びることが認められています。

成長ホルモン注射は、医療機関で受けられる治療法の1つで、近年では厚生労働省からも認められ、在宅でも注射ができるようになりました。

成長ホルモン注射により、本当に身長が伸びるのか詳しく調べてみました。

成長ホルモン注射とは?厚生労働省公認の在宅注射も可能

成長ホルモン注射は、以前は週に2回~4回ほど来院して、筋肉注射をすることが通常でした。

しかし近年ではインスリン注射のように在宅注射ができるようになり、厚生労働省でも公認の在宅注射として採用されています。

在宅注射での成長ホルモン注射は、毎日皮下注射を行います。

この場合、通常の子どもが夜の入眠時に成長ホルモンが大量分泌されることから、夜寝る前に注射することが基本となっており、子どもの身長を伸ばす効果が期待されています。

成長ホルモンそのものは、内服では効果を発揮できないため、注射することが最も効果的です。

1週間の投与量が同じ場合は、週に2回~4回に分けて注射するよりも、少量を毎日注射する方が身長を伸ばす効果があるため、以前の通院しながら筋肉注射をすることに比べて、身長を伸ばす有効性そのものもアップしているといえます。

在宅注射するときの注射器も、安全で優しく、正確に注射できる器具が開発されており、医療に携わったことがない方でも、安全に毎日注射ができるようになりました。

注射に使用される成長ホルモンは、ヒトの体の中で作られる成長ホルモンと全く同じ構造のものが使われています。

遺伝子工学の技術により、薬として開発されているため、他の医薬品と同じように安全かつ有効に使うことができます。

また身長を伸ばしたいというだけでは、成長ホルモン注射は受けられません。

成長ホルモン注射が必要だと認定される、対象の病気が認められている場合のみ、使用できるものです。

そのため、美容整形のように、保険適用外での使用はあり得ないものであり、医薬品として開発されているために、在宅注射を例外として医療機関以外では使われることがありません。

成長ホルモン注射が必要な子どもの身長が伸び悩む病気

子どもの身長が伸び悩む病気として、いくつか種類があります。

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症
  • ターナー症候群
  • 慢性腎不全に伴う低身長
  • 軟骨異栄養症
  • プラダー・ウィリー症候群
  • SGA性低身長症

これらの病気は、それぞれに低身長を主な症状とする病気で、成長ホルモンの投与により身長が伸びるデータがあります。

当サイトでも子供の身長が伸びない病気についてまとめてあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

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子どもの身長はさまざまな理由から大きい子、中くらいの子、小さい子といったように個人差があるものです。 それを個性と受け取ることもできま...

年間3~4センチしか伸びない状態でも、成長ホルモン治療を開始して1年目には、年間平均8センチほどまで伸びを示しています。

成長ホルモン治療による子どもの身長の伸び具合は、治療開始後2年目以降は伸びが弱くなっていく傾向があるものの、治療をしない状態とは比べ物にならないほどの効果を発揮します。

そのため子どもの身長を伸ばすことに対しては、焦らずにじっくりと取り組むことが重要です。

成長ホルモンによる治療の効果は、個人差があるものなので必ずしも、治療を受けた子ども全員が平均身長の範囲まで成長するとは限りません。

ですが平均身長の下限に限りなく近づく子どもや、治療前と比べて10センチ以上も身長が伸びるといった一定の効果がある治療法のため、身長を伸ばすことへの期待が高まる治療です。

万一子どもの低身長を疑うときは、適切に検査や診察を受けたあとで、まず取り組みたい治療法の1つです。

成長ホルモン注射による副作用や注意点

成長ホルモン注射は、対象疾患には一定の効果があると、厚生労働省からも認められており、正しく使うことで子どもの身長を伸ばすことができます。

薬品である以上、副作用や注意点には気を付けていかなければならず、使い方にも正しい知識が必要です。

成長ホルモン注射の副作用や注意点について、詳しく調査したので一緒に見ていきましょう!

成長ホルモン注射の副作用とは?

成長ホルモン注射は、薬品として開発された成長ホルモンのため、どうしても副作用の心配がある治療です。

基本的には体の中で不足しているホルモンを補うもので、安全性が高いのですが、体質によっては副作用が出現することがあります。

副作用その1 発疹 副作用その1 発疹
注射した箇所の皮膚の赤み、発疹が出現することがあります。
発疹が全身に広がることもあるので、患部に刺激を与えないように注意します。
担当医に相談し対処するほか、入浴時はぬるめのお湯にすると刺激が少なくなります。
副作用その2 注射部位が凹む 副作用その2 注射部位が凹む
成長ホルモン注射は、お尻・太もも・お腹のいずれかに注射するため、同じ場所にばかり注射していると皮下脂肪が凹んでしまうことがあります。
毎回注射か所を変えて、凹んだ場合はしばらくその箇所に注射しないようにします。
副作用その3 頭痛・吐き気・けいれん・視力障害 副作用その3 頭痛・吐き気・けいれん・視力障害
まれに成長ホルモンにより頭蓋骨の圧力が高まり、諸症状を引き起こす場合があります。
風邪症状に似ていて判断しにくいこともありますが、気になるときは医療機関を受診します。
副作用その4 骨や関節に痛みが出る 副作用その4 骨や関節に痛みが出る
成長ホルモンの働きで成長が進み、骨や関節が痛むことがあります。成長痛といい、大きくなる前の痛みです。
一時的なものがほとんどですが、激しい運動は控えることと、痛みが長引くときは担当医に相談するようにします。
副作用その5 白血病 副作用その5 白血病
ごく稀ですが過去25年の成長ホルモン治療により、白血病を発症した例が報告されております。
ただし因果関係は国内外でも認められていませんが、リスクがゼロとは言えない副作用です。

成長ホルモン治療は、メリットが大きい反面、人工的に作られた薬剤のため、どうしても副作用の出現には注意が必要です。

ですが、正しい使用方法や、医師からの指導を守り、適切な使い方をしている限りではほとんどの場合、重篤な副作用はない安全性高い治療です。

成長ホルモン注射を受ける際の注意点と費用

成長ホルモン注射を受けるときは、いくつかの注意点があります。

元々いくつかの該当する病気の方は、成長ホルモン注射の効果が病状を悪化させることがあるので、事前に担当医と相談することが必要です。

糖尿病
成長ホルモン治療は血糖値をあげる働きがあるため、糖尿病になるリスクがあります。
もともと糖尿病の方には成長ホルモン治療はできません。
悪性腫瘍
成長ホルモン治療は細胞を増殖させる働きがあるため、悪性腫瘍がある子どもには治療できません。
また隠れている悪性腫瘍を増殖させる可能性があります。
腎臓や心臓の病気
成長ホルモンは、水分を体に貯め込む作用があるので、腎臓や心臓に負担となることがあります。
症状に応じた治療が行われます。
脊椎側わん症
側わん症を持つ子どもが成長ホルモン治療を受けると、症状が悪化することがあります。

成長ホルモン注射の費用は、病気の治療という名目のため原則保険適用の範囲内で支払います。

そのため、保険適用の範囲で3割負担が原則となっています。

また医療費助成制度や子どもの手当などを利用することで、実質医療費は無料で治療を進められることもあります。

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