人が生きていく過程で、一番栄養が必要な時期は、小学生から高校生にかけてです。
成長期は、必要なエネルギーは増えるのに、少食や偏食などにより栄養が不足しがちで、適切な栄養補給することが大切です。
成長期に大切な栄養素は、たんぱく質、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミン群がありますが、数ある栄養素の中でも、特に成長期にはカルシウムが必要と言われています。
子供にはなぜカルシウムが必要で大切なのか紹介したいと思います。
ここでわかる情報
カルシウムは、子供の身長を伸ばすのにどんな効果があるか?
カルシウムは生命維持にとても大切な役わりをもっているミネラルの一種です。
私たちの身体の中のミネラルで一番多いのがカルシウムで、体重の約1%から2%の重さになります。
主なカルシウムの働きは、
- 歯や骨の成分になる
- 神経細胞で情報の伝達をする
- 筋肉の収縮に携わっている
など、身体の土台を作ってくれているのがカルシウムになります。
カルシウムの99%は歯や骨に貯えられ、残りの1%は、血液中や細胞に存在します。
子供の身長を伸ばすには、昔からカルシウムと言われています。
しかし、カルシウムが身長を伸ばすという医学的な根拠はなく、カルシウムも身長を伸ばす為に必要ですが、カルシウムは、骨を強くする栄養素で、骨を丈夫にするだけで、骨を伸ばす働きはありません。
では、なぜカルシウムが身長を伸ばすと言われてきたかと言うと、カルシウムを摂ると、骨が強くなり、骨の骨端線にある軟骨部分が増殖して、身長が伸びるからです。
骨端線は、身体にありますが、身長に関わっているのは、脚と背骨になります。
子供の身長を伸ばすのには、成長ホルモンの働きで、成長ホルモンを分泌させるにはカルシウムよりもたんぱく質が重要になります。
カルシウムだけを摂ってもだめで、またたんぱく質だけをとっても意味がありません。
身長を伸ばすには、カルシウムとたんぱく質のバランスが大事になります。
たんぱく質が成長ホルモンの分泌を活発にし骨を成長させ、成長して伸びた骨をカルシウムが支え、骨を強化させて身長を伸ばしてくれます。
カルシウムは、身長を伸ばすのに直接効果はありませんが、身長を伸ばすのには重要な栄養素になります。
カルシウムは、どれぐらいの摂取量が適切か?
カルシウムは成長期に最も必要な栄養素です。
骨の量は生まれてから年齢が上がるにつれ増えていきますが、18歳をピークに減少していきます。
この成長期のピークの時期にしっかりカルシウムを摂り、骨に貯金をしておくことが子供たちの身長や将来の骨の健康を決定づける鍵になります。
このように、とても重要なカルシウムですが、子供たちのカルシウムの摂取量は年々減少してきています。
年齢別に必要なカルシウムの量を知り、しっかりと成長期に必要なカルシウムを摂取するようにしましょう。
カルシウムの食事摂取推奨量(㎎/日)
男性 | 女性 | |
1~2(歳) | 450 | 400 |
3~5(歳) | 600 | 550 |
6~7(歳) | 600 | 550 |
8~9(歳) | 650 | 750 |
10~11(歳) | 700 | 750 |
12~14(歳) | 1.000 | 800 |
15~17(歳) | 800 | 650 |
18~29(歳) | 800 | 650 |
30~49(歳) | 650 | 650 |
50~59(歳) | 700 | 650 |
70以上(歳) | 700 | 650 |
カルシウムの摂取量の推奨量は1歳から設定されています。
男性の方が身体が大きいので女性よりも摂取量も多くなっています。
9歳から11歳頃は、女性の方が一時的に必要なカルシウムが男性より大きく多くなりますが、中学生になると男性の方がぐっと量が増えてきます。
カルシウムの最大量は、最も活動の量が増える小学生高学年から中学生にかけてが、一番多く必要とします。
カルシウムを多く含む食品は何?
日本人は、世界の中でも、最もカルシウムの摂り方が少なく、ほとんど餓死の状態だと言われています。
カルシウムを多く含んでいる食品を食べ、効率的にカルシウムを摂りましょう。
カルシウムの多い食品を紹介したいと思います。
牛乳などに代表される乳製品
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品に多くカルシウムが含まれています。
特に調理をしなくても手軽に食べる事ができるので、小さい子供でも簡単におやつの時間などでカルシウムを摂る事ができます。
納豆などの大豆、大豆加工品
大豆は、畑の肉とも言われ、生命維持に必要なカルシウムとたんぱく質が多く含まれます。
たんぱく質は35%含まれ、栄養価が高く質も良質な事から、畑の肉と呼ばれるようになりました。
大豆を加工した豆腐、湯葉などにも多くカルシウムが含まれています。
海藻、小魚などの海産物
ひじきや海藻、小エビやしらす、めざしなどの小魚もカルシウムを多く含んでいます。
わかめ、昆布はカルシウムがとても豊富で、乾燥昆布100gに含まれるカルシウムの量は1000~1500㎎、干しひじきは、1400㎎ものカルシウムが含まれています。
野菜類 特に小松菜などの葉野菜
カルシウムと言えば、魚や牛乳のイメージですが、あまり知られていないのが、野菜のカルシウムです。
野菜にもカルシウムは含まれていて、特に野菜でカルシウムが多い食品は、小松菜やチンゲン菜です。
小松菜の100gあたりのカルシウムの含有量は、150㎎で、チンゲン菜は、100gあたり、120㎎になっています。
これらのカルシウムの多い食品を日々の生活の中で、十分な量を摂取できるようにしましょう。
カルシウムを有効成分として一押ししている成長サプリ
カルシウムは、もともと吸収率が悪いので、カルシウムを十分とっているつもりでも、不足している事が多くあります。
特に子供は、一度に食事を多く食べる事できず、極端に少食の子供は、上手にカルシウムを摂ることができません。
そんなカルシウム不足の子供には、カルシウムを多く含んだ成長サプリで栄養を補うのも1つの方法です。
子供向けのカルシウム成長サプリで特におすすめなのが、ドクターセノビルです。
ドクターセノビルは、身長を伸ばすのに有効と言われている成分のアルギニンが手軽に1日2袋で5000㎎とることができます。
WHOが推奨しているアルギニンの量が1日あたり、体重50~60㎏の人で、6000㎎から7000㎎なので、ドクターセノビルを1日2袋飲むだけでほぼ推奨量を満たすことができます。
アルギニンの他にも、アルギニンと相性の良い成分がバランスよく配合されていて、オルニチン、シトルリン、α-GPC、ボーンヘップ、ビタミンB群や50種類の栄養の成分を含むスピルリナなどが高配合されています。
サプリ選びで成分も大事ですが、品質と品質管理もとても大事な要素です。
ドクターセノビルは、独自技術で品質の高いアルギニンやα-GPC、ボーンペップの成分を配合し、原料は、細菌検査をし、徹底して品質管理と安全性を確保しています。
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カルシウムは多く摂りすぎると副作用はないか?
日本人は、長年にわたってカルシウムが不足していていますが、逆にカルシウムを摂りすぎてしまうと、副作用が現れてしまうので注意が必要です。
普段食べる食事から過剰にカルシウムを摂取して副作用がでる事はほとんどありません。
カルシウムの過剰摂取に摂取しすぎて副作用がでる症状の初期症状は、便秘、脱水、嘔吐、吐き気があり、さらに重症化すると、感情や思考が混乱する、筋肉量の減少、意識がぼんやりする、などの症状ができてきます。
さらには、重大な病気を引き起こすことがあり、合併症の病気には、腎結石、尿路結石、腎不全、高カルシウム血症があります。
このように、カルシウムの過剰摂取で重大な病気を防ぐには、カルシウムの不足を成長サプリメントで補う場合は、サプリメントの用法用量をきちんと守り、普段の生活習慣では、バランスの良い栄養と適度な運動をするようにしましょう。